「ULTRA JAPAN 2015」出演者の名曲紹介第三弾!
今回は、ダブステップにハードコアを融合した“ブロウステップ”と称されるサウンドで全世界に衝撃を与えた
スクリレックスの登場です。
彼のサウンドは、とにかくハードでクレイジー! でも、その分ライヴでの熱狂度もハンパなし。
しかも、グラミー賞の獲得回数はなんと6度! 最近では、ディプロとのユニット:
ジャックUでも全世界を踊らせまくっている彼の代表曲をチェックして、「ULTRA JAPAN 2015」にいどみましょう!
01. Skrillex“Scary Monsters And Nice Sprites”
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スクリレックスと言えば、まずこの曲を思い浮かべる人も多いハズ。
イントロの特徴的なメロディラインから、まさかの絶叫“オーマイガーッ!!”はちょっとしたホラーですが、インパクトは絶大。
しかし、この声ネタは、
YouTube上にアップされていた一般動画のスポーツスタックング(※複数のプラスチック製カップを、決められた型に積み上げたり崩したりして、1/1000秒単位でスピードを競うスポーツ~Wikipediaより~)の成功時のもので、喜びの叫びだとか。
そう考えれば、ちょっとこの曲の印象も変わってきますよね。
02. Skrillex feat. Sirah“Bangarang”
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この曲は、とにかくクレイジーで、スクリレックスの醍醐味を十二分で味わうことができます!
ノイジーでハイテンションなサウンドに加え、ミュージックビデオのストーリー性やオチも抜群。
フィーチャリングのシラーは、スクリレックスの盟友とも言える女性ラッパーで、日本人にはちょっと嬉しい曲名“
KYOTO”などにも参加。
チャーミングな歌声がスクリレックスのサウンドにマッチし、より狂気を誘ってくれます。
03. Skrillex“Rock n Roll(Will Take You to the Mountain)”
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ユニークな声ネタはスクリレックスの十八番。
チャーミングな声ネタから暴風雨のように荒れ狂うサウンドのコントラストは、一気にテンションを上げてくれます。
ちなみにこのミュージックビデオは、スクリレックスのパフォーマンスや楽屋の映像が編集されており、「ULTRA JAPAN 2015」の予習にもピッタリかもしれません。
04. Skrillex“First Of The Year(Equinox)”
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計算されたちょっと間の抜けたテンポ感でゆる~くスタートし、恐怖の声ネタが挿入され、激しく展開していくプロダクションは、まさにスクリレックスならでは。
遊びやおふざけを“本気”でやっていて、音楽的にも革新性に富んでいるのがスクリレックスの真骨頂!
05. Skrillex & Damian”Jr. Gong” Marley“Make It Bun Dem”
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スクリレックスの初期はハードコアを彷彿とさせる楽曲が多かったのですが、近年ではラガ調の楽曲も多くなり、そのさきがけとなったのが2012年発表のこの曲。
これまでに紹介した4曲とは明らかに異なる曲調、これぞスクリレックスが常に進化を遂げている証拠ですね。
06. Skrillex with RAGGA TWINS“RAGGA BOMB”
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不穏な空気が漂うイントロが緊張感を高めてくれる“RAGGA BOMB”は、激しいサウンドが吹き荒れる展開に変化し、よりバイオレンスかつデンジャラス……と思いきや、ミュージックビデオを観てみると3分を超えたあたりから、独特のユーモアを巻き散らしているという、さすがスクリレックスな仕上がりです。
07. Skrillex with Diplo, CL & G-Dragon“Dirty Vibe”
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ファーストアルバム「RECESS」に収録。韓国のトップアーティストであるG-DRAGON(BIGBANG)とCL(2NE1)をフィーチャーしたディプロとの共作。
参加アーティストのバラエティもさることながら、楽曲に漂う無国籍な手触りはディプロの影響が大きいかもしれません。いつか日本人アーティストとの共作も見てみたいですね!
08. A Skrillex with Kill the Noise, Fatman Scoop, Michael Angelakos“Recess”
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得意のメランコリックでメロディアスな声ネタ使いから、ラップ、シャウトありと飛び道具満載のキャッチーなファーストアルバムの表題曲。
「ULTRA JAPAN 2015」でぜひ聴きたい1曲ですね。
09. Jack U“Where Are U Now feat. Justin Bieber”
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スクリレックスとディプロによる異端児ユニット:ジャックU。
マイアミで開催された「ULRTA MUSIC FESTIVAL」にも出演し、ライヴのラストでジャスティン・ビーバーが飛び入り参加した瞬間は、ハイライトとなりました。
ジャックUがジャスティン・ビーバーとタッグを組んだというだけでも奇跡的ですが、楽曲が切ないラブソングになっているのもヤバい。
10. Skrillex+ALVIN RISK“TRI IT OUT”
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スクリレックス主宰のレーベル:OWSLAに所属する気鋭アルヴィン・リスクとの共作。
彼の近年の作品のなかでは、エレクトロ色が強く、さらにはシリアスな展開が続きますが、最後の最後に訪れるブレイクのカタルシスは最高です。
最後におまけでもう1曲……
Sonny Moore“Kai Sui”
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ソニー・ムーア……つまり、スクリレックスが本名で活動していた時代の楽曲。
スクリレックス名義の前にハードコアバンドのボーカルを務めていたことは有名ですね。
しかも、このタイトルは“海水”となっていて、この楽曲は日本語で歌っているバージョンも存在します。
ちょっと日本人にはうれしい曲で、意外(?)な美声にもビックリです!
「ULTRA JAPAN 2015」
会場名: TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場)
開催日時: 9月19日(土)〜21日(月)
出演者:Afrojack, Alesso, Armin van Buuren, Dash Berlin, David Guetta, Nicky Romero, Skrillex, DJ Snake, Ansolo, Carnage, Chase and Status (DJ), Fedde le Grand, Gorgon City (DJ), Harvard Bass, James Zabiela , John Digweed, MIJA, Nic Fanciulli, Pendulum, Robin Schulz, Sasha, SIGMA, Sub Forcus (DJ), Vicetone, Zeds Dead and more
Text by Hideo Nakanishi