車のエンジン音から始まるイントロ「start」から、この春にリリースされ、Spotifyが選ぶ「Best Songs of the Year So Far」にも選出されたRina Sawayamaとの「saving flowers」でアルバムはスタート。日本のフュージョンバンド = カシオペアの1979年の代表作「Asayake」のギターリフををサンプリングした事でも話題となった曲だ。Karma Kidが参加した「reason」は先行シングル「system」と並ぶ疾走感あるUKガラージのビートにインディー・ロック/ディスコ、さらにフレンチ・ハウス的アプローチを見事に融合させた1曲。Sam Gellaitryとの「maybe it’s u」はBPMを落ち着かせ、そのインディー・ディスコ感を強調し、アルバムの持つ表情の豊さに幅を持たせている。また2024年SNSを中心に大きなヒットとなったK-POPグループ= ILLITの「Magnetic」にもソングライターとして参加し、UKでも人気のシンガーpiriが参加した「luv stuck」が華を添える。中でもDisclosureとのコラボとなる「lift off!」は今年初めの新宿ZERO TOKYOでの来日時やDisclosure本人とB2Bを行ったコロンビアのSelected Sessionsでも披露されリリースが待ち望まれていた楽曲だ。