FISHER 世界的レイヴ〜ドラムンベース・アンセムをアップデート

テックハウス・シーンで絶大な人気を誇るDJのFISHERが、ドイツ出身のMarlon Hoffstadt (マーロン・ホフシュタット)の2023年のレイヴ・アンセム「It’s That Time」をリミックス。

Marlon Hoffstadtは29歳という若さからは想像出来ない90’sレイヴ〜トランス・サウンドを現代的にアップデートした楽曲で、昨今のレイヴ回帰のムーヴメントとリンク。「DJ Daddy Trance」という異名と共にヨーロッパを中心に人気を集めている。

2023年、疾走感溢れるBPMに90年代を彷彿とさせるユーロダンス・ラップ、けたたましく鳴り響くホイッスルが印象的な「It’s That Time」がリリースされると、その懐かしくも新しいトランス・チューンが大ヒット。さらにドラムンベースのDJ/プロデューサーDimensionによるリミックスも世界中の大型フェスでEDMスター達が軒並みプレイするほどの一大アンセムと化した。

この投稿をInstagramで見る

The Techno Page(@the.techno.page)がシェアした投稿

そんな一大ヒット曲をオーストラリア出身のFISHERが、BPMを落ち着かせながらも原曲のパーティー感を損なわずにファンキーなベースラインが特徴のテックハウスに昇華。原曲の知名度もあり、いち早くプレイした彼のセットでも大きな盛り上がりを見せた。

この投稿をInstagramで見る

1001Tracklists.com(@1001tracklists)がシェアした投稿

FISHERは2018年リリースの「Losing It」が世界的に大ヒット。翌年のグラミー賞で「ベスト・ダンス・レコーディング賞」にノミネートされ、以降のテックハウス・ムーヴメントの人気を後押しした。

2024年に入ってもChris Lakeとの2011年のGotye「Somebody That I Used To Know (feat. Kimbra)」や1999年のJennifer Lopez「Waiting for Tonight」などのポップ・ヒットを各アーティストとの連名でテックハウス化し、今やシーンの重鎮としてその一挙一動が注目されている存在だ。