祝20周年!今年の「Ultra Music Festival(以下UMF)」は、とにかくお祝いムード満点! とにかく盛り上がっていました。
会場には超ド級のラインナップを揃えた「ULTRA MAIN STAGE」をはじめ、「LIVE STAGE」、アンダーグラウンドの宝庫「RESISTANCE」が2ステージ(CARL COX MEGASTRUCTUREとARCADIA SPIDER)。
その他、個性豊かなステージが計8つも用意され、多種多様なサウンドにどこもかしこも大熱狂! 世界中の音楽ファンがホントみんな楽しんでいました♪
そんななか、今回最大のトピックといえば、最終日の大トリにビッグなサプライズ、スウェディッシュ・ハウス・マフィアのリユニオン(再結成)。
開催前から復活するの?しないの? とファンの間で騒がれていましたが、最後にやっぱり期待通りのプレゼントを届けてくれました。
最終日の「ULTRA MAIN STAGE」の発表されたタイムスケジュールにはデヴィッド・ゲッタの終わった後の大トリ部分が隠され、まさか!? と誰もが期待に胸を膨らませるなか、いざデヴィッド・ゲッタのステージが終わると……。
ステージ上が暗転し、しばし転換&休憩。その時間が結構長く、誰もがドキドキ。
とはいえ、さすがのULTRAファン。ステージが暗かろうと「ULTRA MAIN STAGE」から離れることなく、むしろ熱気は増すばかり。
すると、突然ステージに光が瞬き、壮大なイントロ“Miami 2 Ibiza”が響くなか、アクスウェル、セバスチャン・イングロッソ、スティーヴ・アンジェロの3人がステージに! オーディエンスのテンションも一気にあがり、そこからはもう怒濤の展開へ。
初日のトリを飾ったアクスウェル・イングロッソのラストにスウェディッシュ・ハウス・マフィア復活を予感させる映像が流れていましたが、まさにその予告通り。
3人の5年ぶりのステージは“Don‘t You Worry Child”や“Save The World”といったビッグアンセムに彩られ、ラストは名曲“ONE”のマッシュアップ。
その圧巻のステージに誰もが釘付け&感動していました(なかには涙する人も!)。
そんなスウェディッシュ・ハウス・マフィア再結成の一方で、「ASOT (A State Of Trance) 」のステージにはアバヴ&ビヨンドがサプライズで登場。
その他にもサプライズはたくさんあって、それこそ2日目のマシュメロのステージには、まさかのウィル・スミスが飛び入り参加(“Miami”熱唱!)。
3日目のデヴィッド・ゲッタではショーン・ポール、初日のスティーヴ・アオキにはダディ・ヤンキー、DJスネイクには昨年大ブレイクしたJバルヴィンなど、本当にいろいろと楽しませてくれた「UMF」はさすがの一言。
また「LIVE STAGE」もポーター・ロビンソンのヴァーチャル・セルフ(
来日決定)が新たな世界観を見せつけたかと思えば、ラビット・イン・ザ・ムーンなどULTRA黎明期から活躍する実力派も大活躍。
さらには、ただいま話題沸騰中の人気ラッパーGイージーをはじめ、フィッシャースプーナーやインフェクテッド・マッシュルームにモードステップなど、他のステージではありえない組み合わせ。
より一層ジャンルレス感が増した「LIVE STAGE」には今後も大きな可能性を感じました。もちろん「RESISTANCE」も常に「ULTRA MAIN STAGE」にひけをとらない盛り上がり。
近年のフェスではフューチャーハウスやベースハウス、そしてトラップが重宝されていますが、今年の「UMF」もその流れは組みつつも、より多角的かつオリジナリティが求められているような感じが。
また、今回よく耳にしたのはドレイクの
“God’s Plan”だったり、ガマーの“The Drop”だったりとまた違った流れがあり、やはり「UMF」は進化するダンスミュージックの最先端を突っ走っているなと再確認。
あとはトランスの勢いもスゴかったし、盛り上がりをみせるヒップホップも注目せざるを得ないし、何より復活のスウェディッシュ・ハウス・マフィアの今後の動向も気になるところ!
とにもかくにも、記念すべき20周年を迎えた「UMF」は今年も大盛況でした!
Text by EDM MAXX編集部