スティーヴ・アオキのドキュメンタリー映画『I’ll Sleep When I’m Dead』は、もうご覧になりましたか?
「感動した!」「驚いた!」「納得した!」などなど、色んな意見が飛び交っているけれど、改めて思うのが、スティーヴ・アオキってやっぱ超人だわ!
EDM界一の働き者DJが誕生した裏には、やはり波乱万丈な人生劇場が……というストーリーはしっかり映画で観てもらうとして、ここではその映画から垣間見えてきたスティーヴ兄貴の知られざる素顔や私生活にスポットライトを当ててみました!
父親がぶっ飛んでる!
スティーヴの父親、ロッキー青木氏が
元オリンピック代表のレスリングの選手で、世界中にチェーンを持つ
レストラン“BENIHANA”の創業者というのは、知っている人も多かったと思うけど……
でも、
バックギャモンの世界王者! ボートレースの有名選手! さらには
気球に乗って太平洋を横断した冒険家って……凄すぎっす!生きていたら今頃、宇宙旅行とかしてそうですね。
父親からの援助はゼロ!
レコードレーベル“DIM MAK”を立ち上げたのは19歳の時。でも、父親からの金銭的援助は一切無しだったとはビックリ。
超セレブなファミリーだからって、甘やかされてなかったんですね。
とはいえ、その前に“BENIHANA”で働いてみたものの、3ヶ月でギヴアップっていうのが、妙に共感できちゃいます(笑)
スティーヴ・アオキは酒嫌い?
あれだけパーティ番長として皆を盛り上げるのに、自分は一切酒を口にしないってマジでビックリ!ですよね。
でも、酒嫌いというわけじゃないんです。以前はステージでもガンガンに飲んでいたし。でも
父親の死と、親友だったDJ AMの死をきっかけに、禁酒を決意。
そういえば、肉や魚も食べないそうで、ハードコア・パンク系のロッカーに多い、いわゆるストレートエッジですね。
スティーヴ・アオキはじっとしてらんない!
仕事の虫で、ステージでのファンとの交流無しには生きていけないという番長。でも、じつは
ひとりきりで部屋にいられないという寂しがり屋さん(by 恋人)。
しかも、じっとしてらんないという困った性格。え、それって子どもじゃん(笑)?
とはいえ、来日した時のインタビューでは、じっと座って、ちゃんと受け答えしてくれてましたけどね。
スティーヴ・アオキは、寝ない!
というのはウソだけど、スティーヴ・アオキは寝る時間がない!というのはホントウの話。さすがの働き者番長も、超過密スケジュールすぎて“これじゃ、寝る時間ねえだろ〜〜!”ってマネージャーにキレてましたよね。
でも、ご心配なかれ。じつは彼は、いつでもどこでも寝ちゃえるみたい。しかも、口半開きっす(笑)。
スティーヴ・アオキは愛されまくり!
同業者DJからも愛されまくって、彼を絶賛する人たちが続々と映画にも登場。
ディプロ、ティエスト、アフロジャック、ウィル・アイ・アム、ピート・トン、レイドバック・ルーク、そしてもちろん
デヴォン姉貴も。
なかでもディプロがかなり出まくっていて、スティーヴの働き者ぶりに関して熱弁をふるいまくり。という彼もそうとう世界中を駆けずり回ってますが。
母親が意外すぎるほど、フツーの母だった!
もちろんいい意味でのフツーの母ですよ。ぶっ飛びまくる父とは対照的な、おっとりした優しそうな日本のお母さん。
スティーヴ自身もインタビューではこんなふうにーー。
「自分の中の日本人らしさは母親譲りだよ。父親じゃなくて、母親に育てられたからなんだ。日本の良さをきちんと教え込んでくれた。だから日本語は喋れなくとも日本文化には共感できるんだ」
と言ってました。
美人妻もインタビューに出てるじゃん!
去年の暮れにハワイで結婚した妻のティアナン・カウリングさんも、のっけから出演。“恋人”としてインタビューに答えているのは、映画の編集が結婚前だったから?
撮影は約3年間。撮影班にはリミット無しのアクセス権を与えて
“何でも好きだけ撮影していいよ、俺は干渉しないから”と言っていたそう。
ちなみにティアナンさんは、20代半ばのオーストラリア人モデル。当然、美人です。
NYの大規模コンサートがポシャっていた!
新作のリリースを兼ねてニューヨークの由緒あるスタジアム「マディソン・スクエア・ガーデン」で開催される予定だったコンサートが諸事情でボツに…。
大々的な記者会見の様子まで映っていたし、本来ならこの映画の最後のハイライトになるはずだったのでは?それをそのまま隠さないのも、この映画のリアルさってことで!
TOMORROWLANDの様子もバッチリ!
単独のニューヨーク公演はボツになったけど、その代わりに、トゥモローランドの様子はバッチリ映ってます。とにかく巨大!!!
客席側から観るメインステージの映像は圧巻!しかも裏側から観たお宝映像も。
というわけで、パーティ番長は一夜にして生まれたんじゃなかったんですね。いろいろ紆余曲折の人生だったわけで、あれじゃ我々が真似できないのも、当然ってことで!(笑)。
Netflixオリジナルドキュメンタリー
「スティーヴ・アオキ: I’ll Sleep When I’m Dead」
http://www.netflix.jp
Text by EDM MAXX編集部(Q)