2016年のEDM初めは「electrox」から! という人も多かったハズ☆ 今年で3回目となる「electrox」。ラインナップ的には初来日の
カシミアに注目が集まっていましたが、その他にもアフロジャック、カスケード、リハブ、ヴィナイなど期待のニューカマーからEDMスターまで豪華アーティストが盛りだくさん!
会場には早くからたくさんのオーディエンスが集まっていました。
会場は今回もおなじみの「幕張メッセ」で、electrox STAGE、SUNRISE STAGE、SONIC BEATS STAGEの3つのステージが用意され、それぞれ国内外の様々なDJがプレイ!
なかでもメインのelectrox STAGEでは、一番手から
マット・ゾーが登場し、数々のビッグフェスをうならせてきたその手腕を存分に発揮。
そして、その後も
PKCZ®、2015年のDJ MagのDJランキングにも初登場78位を記録したオーストラリアの新鋭
ウィル・スパークス(風貌がちょっと若かりしころのデヴィッド・ゲッタっぽかった(笑))が、かなりのテンション高めで(本人含め)フロアをさらに盛り上げていました。
一方、SONIC BEATS STAGEでは日本人の若手アーティストたちがEDMだけでなく様々なサウンドを披露しつつ、SUNRISE STAGEではこれまで国内のフェスやイベントに多々参加してきた気鋭たちがフロアを魅了。
なかでも、活躍が目覚ましい
banvoxは、エレクトロ〜トラップ系など幅広く、なおかつフレッシュなサウンドでオーディエンスたちを踊らせていたのが印象的。
1つのステージだけでなく、複数のステージで様々なアーティストやサウンドが味わえる、それもまたフェスの魅力ですね!
とはいえ、やはり一番の盛り上がりを見せていたのはメインのelectrox STAGEで、ウィル・スパークスに続き登場した
ヴィナイは、日本のフェスにも度々出演しているので、その人気も抜群。
しかも最初からアンセムを続々投下し、さらには新曲
“Sit Down”もプレイ。みんなを一度座らせてジャンプさせる、EDM系フェスではおなじみのパフォーマンスもあったりと、今回もまたファンの心を鷲掴みにしていました。
そして、いよいよ待望の
カシミアが登場!
ドラマティックな幕開けからなんと
日本語のナレーションという驚きのスタートでしたが(その後も度々日本語が。この日のために作ってくれたんですね!感謝)、パフォーマンス全体を通して言えるのは、とにかく彼はストーリーテラーだったと言うこと。
https://www.youtube.com/watch?v=MOVNswTaFcc
いまEDMアーティストたちのステージはDJというよりもライヴのようで、音と映像をリンクさせて魅せるのが主流ですが、彼の場合はそこに
物語性まで加わっていて完全に1つのショーのようでした。
サウンド的には思ったよりも激しめで、カシミア自身ステージの上に乗りまくりの煽りまくりだったことはちょっと驚きでしたが(ホント結構スゴかった!)、セットの完成度としては、オリジナリティもたっぷりでこの日イチバン。
彼の場合は、たくさんのヒット曲を生み出しているので、それもまた強みだなと。
そんなカシミアの次に登場したのは
リハブ。ここ最近ちょこちょこと来日している彼もまた、日本でもおなじみになってきましたね。
この日も、カルヴィン・ハリスとのコラボ曲
“Burnin’”やカシミアとの
“Karate”、そしてラストにはヴィナイとの
“How We Party”など、自身の代表曲を盛り込んだ超アグレッシヴなセットでフロアを圧倒。
そんななか、終盤にかけていたアデルの“Hello”のリミックスは素敵でした☆
その後も、相変わらずメロディアス&ドラマティックで心踊る
カスケードのプレイを堪能しつつ、SUNRISE STAGEでは
クインティーノ〜
ベースジャッカーズが。とにかくハードな彼らのプレイにオーディエンスの興奮度もヤバかったです。
electrox STAGEのトリは
アフロジャック。やっぱり彼の日本での人気は桁違いというか、スゴいですね。
始まるやいなやフロアは溢れ返り、そんなオーディエンスに向けて冒頭から
“Ten Feet Tall”をかけて一気に心を掴むと、
“Unstoppable”やベースジャッカーズとの
“What We Live For”などのヒット曲とともに、メジャーレイザー&DJスネイクの
“Lean On”などアンセム連発。
絶えず昂奮が冷めやらぬなか、最後にはスペシャルなゲストが登場しての
“Summer Madness”と、とにかく終始魅せてくれました。
今年もお正月からEDM全開で大盛りあがりの「electrox」。また来年も楽しみにしてます!
Text by EDM MAXX編集部(Marco)
Photo by Riei Nakagawara / Teppei / Masanori Naruse / Junpei Kawahata