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NEW RELEASE

Dillon Francis × Marten Hørger、新レーベル“1001 Recordings”からハイエナジーなベースハウスをドロップ

Dillon Francis & Marten Hørger - 『B2U EP』

ベースハウス界の重鎮、Dillon FrancisとMarten Hørgerがタッグを組んだ2曲入りEP『B2U』が、1001 Recordingsよりリリースされた。


Dillon Francisは、アメリカ・ラスベガスを拠点とするDJ/プロデューサー。2010年代初頭にムーンバートンシーンで頭角を現し、ヒップホップからハウス、トラップ、レゲトン、ダブステップまで、あらゆるジャンルをクロスオーバーするスタイルで存在感を放ってきた。予測不能な展開と一度聴けば忘れられないキャッチーなフックは彼の代名詞。DJ Snakeとの「Get Low」や「Goodies」などのヒットで知られ、明るいキャラクターとユーモアに富んだパフォーマンスでも多くのファンを魅了している。


一方のMarten Hørgerは、ドイツ出身のDJ/プロデューサーで、ベースハウスシーンのキープレイヤー。重厚なベースラインにハウスやトラップ、ブレイクスの要素を織り交ぜたグルーヴィーかつパワフルなトラックが持ち味だ。そのプロダクションは、緻密でありながらもどこかダーティーな魅力があり、フロアを揺らす即効性を持つ。


二人の共演は今回が初ではない。Dillon Francisのアルバム『This Mixtape Is Fire TOO』に収録された「On A Trip」では、ダークで切れ味鋭いベースラインが印象的な1曲をともに制作し、注目を集めた。


再びタッグを組んだ今作『B2U』には、タイトル曲「B2U」と「Cut The Midrange」の2曲を収録。
「B2U」は、鋭く突き刺さるシンセと重厚なベースラインが耳を捉え、アンセミックなドロップがリスナーの心を揺さぶる強烈な仕上がり。一方「Cut The Midrange」は荒々しいテクスチャと緊迫感が融合したアグレッシブなトラックで、アシッド味のあるサウンドと唸るようなベースラインが特徴。どちらも、ピークタイムのダンスフロアを完全に掌握する攻撃的ベースハウスだ。
楽曲はTomorrowland 2025でのB2Bセットでも披露され、オーディエンスの熱狂を呼んだ。


 
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Marten Hørgerはリリースに際して、「これは俺たち二人にとって2回目のコラボリリース。ここ数年で僕たちは大親友になったから、一緒に音楽を作るのは自然なことなんだ。リリースを祝うB2Bショーをやるのも当然だと思ったし、それが欧州の大舞台3会場に広がったのも必然だった。人生ってクレイジーだよな。この曲たちを世界に届けられて本当に嬉しい!」とコメントしている。

なお、本作をリリースした1001 Recordingsは、世界最大級のDJセットデータベース「1001Tracklists」と、世界的EDMフェスティバル「Tomorrowland」が運営するレーベル「Tomorrowland Music」によって共同設立された新たなレーベル。1001Tracklistsによる膨大なデータに基づく分析力と、Tomorrowland Musicの国際的な信頼と影響力を掛け合わせ、ダンスフロアの熱狂から生まれる音楽を世界へと届けていく。
ローンチ段階では“共作リリース限定”というユニークな方針を掲げ、7月11日には Sick Individuals × Matisse & Sadko × Third Partyによる「Take Me There」が第1弾として登場。そしてDillon Francis & Marten Hørgerの『B2U』が続く第2弾としてリリースされた。
今後も、Rafael Cerato、Wave Wave、Pavel Petrov、TH;EN、Matt Guy、Volarisといった注目アーティストのリリースが控えており、1001 Recordingsは次世代ダンスミュージックのハブとして、ますます存在感を強めていくことになるだろう。