今年5月の「EDC Japan 2018」で来日する世界No.1 DJ、マーティン・ギャリックスに日本で初めてのインタビューが実現。
5月に22回目の誕生日を迎えるマーティンが(日本のファンによるサプライズ誕生日企画もあるんだとか!?)、これまでのキャリアを振り返りつつ、楽曲制作やコラボの相手、オリンピックのステージ体験、今後の予定などを語ってくれました。
——これまでのキャリアを振り返って、マーティンの人生にもっとも劇的な変化をもたらした曲はといえば?
いろんな曲が僕のキャリアのある時点における重要な役目を果たしてきてくれたよ。でも1曲を選ぶとすれば、やはり”Animals”かな。僕にとっての全ての始まりは、あの曲だったから。あの曲の後、僕の人生は劇的に変化したからね。
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——マーティンの楽曲スタイルには大きく分けて、ボーカル入りトラックとインストトラックの2パターンがあるけれど、制作する上で、それぞれのアプローチは異なっている?
いつも何かひらめくと……アイデアが浮かんだら音声で残すか、どこかに書き残すようにしている。制作上のプロセスに関しては、決まったルールはないかな。ホーカルから制作を始める曲もあれば、頭に浮かんだメロディから始めることもあるよ。
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——コラボする相手のシンガーを選ぶ基準とは?
音楽面ではもちろんだけど、人間としても共感できる人としか、僕は仕事をしないんだ。好きじゃない人や、意気投合できない人たちとは、絶対に仕事をすることはないよ。そういう人間的なつながりがないと、きっと音楽にも表われて、聴こえてしまうんじゃないかな。
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——現在製作中のファーストアルバムは、ボーカルトラックが中心になるとの噂もあったけど、実際のところは? どんな感じで進んでいる?
音楽で常に前進していたいし、新しいものを探し求めている。今現在、僕がもっともこだわりを持っているのは、素晴らしい音楽をいっぱい作って、僕をインスパイアしてくれる人たちと制作すること。それだけだよ。
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——音楽制作を始めた頃には、どんな夢を描いていた?
僕が音楽制作を始めたのは、エレクトロニックミュージックに夢中になったから。文字どおり、音楽を作り始めたんだ。最初は趣味として自分のためだったけど、まさかこんなことになるとは予想もしていなかったよ。
——当時、憧れていたアーティストは? また現在、憧れているアーティストは?
ティエスト! 今でも変わらないよ。覚えてるんだ。僕がまだ幼かった頃、オリンピックでパフォーマンスを披露する彼の姿を観たよ。母に呼ばれて、一緒に観たんだ。凄く衝撃を受けて、すぐさまエレクトロニックミュージックの虜になってしまったよ。
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ティエストのおかげで、僕は音楽制作を始めるようになった。でも、他にも素晴らしいアーティストはたくさんいるよ。僕が聴くのはエレクトロニックミュージックだけではなくて、あらゆるジャンルの音楽を聴いている。そもそも音楽作りが大好きなんだ。
——今後、一緒に仕事をしたいアーティストやシンガー、DJは?
カリードとコラボした曲を作ってるところなんだ。凄く興奮しているよ。彼は本当に素晴らしい声の持ち主。その後は、もっといろんなタイプのアーティストと仕事をしたいと思っている。ショーン・メンデスやイマジン・ドラゴンズみたいな人たちとも。
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——EDMシーンはどこへ向かっていくと?
さあ、僕には分からないな。EDMシーンは常に進化しているからね。他の音楽シーンと同じように。その時が来れば判明するよ!
——DJ Magの投票では史上最年少(20歳)にして世界No.1 DJに選ばれ、しかも2年連続の快挙。マーティンのようなDJになりたいと憧れる若い人たちに何かアドバイスは?
良い人たちが周りにいること。信頼することができて、本気で本音を言ってくれる人たちに囲まれていることが大切。地に足をつけて、常に努力を怠らないことも大切だよ!
——今年2月の平昌オリンピックの閉会式でステージに立った感想は?
夢じゃないかと思ったよ。今でも本当だったのかなって信じられないくらいだよ。さっきも言ったけど、僕はティエストがオリンピックでプレイする姿を観てDJになった。
その僕がオリンピックでパフォーマンスを披露したことで、全てのつじつまがあったという感じなんだ。僕がティエストからインスパイアを受けたように、僕も他のアーティストたちをインスパイアできればいいなと思っているよ。
——これまでに発表してきた楽曲を集めたアルバム『The Martin Garrix Collection : Deluxe Edition』 がリリースされたけど、改めてこれらの楽曲を振り返って、どう感じますか?
それぞれの曲にいろんな素晴らしい想い出がいっぱい詰まっている。こうして1枚のアルバムに集められると、やはり嬉しいよね。
——中でも特に想い出深い楽曲は?
アルバムに収録されているそれぞれの曲が、僕の人生のある時、ある時点の想い出と結びついている。
それらの曲を制作したり、ライブパフォーマンスを披露する中で、信じられないほど素晴らしい瞬間がいっぱい生み出されてきた。だから正直言って、全ての曲を誇らしく思っているよ。
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——「EDC Japan 2018」で、まもなく来日ですが、日本にはどういう印象を?
日本が大好きだよ。あの雰囲気とか、全てが日本はまったく違っている。
——日本のファンにメッセージをお願いします。
ハイ、みんな、愛しているよ! いつも応援してくれてありがとう。早く日本に行ってパフォーマンスを披露するのが待ちきれないよ!
Martin Garrix
The Martin Garrix Collection: Deluxe Edition
Sony Music Japan International
iTunes /
Spotify /
AWA
http://www.sonymusic.co.jp
EDC Japan 2018
2018年5月12日(土)13日(日)正午〜(予定)
ZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場(千葉)
1日券15,000円〜/2日券29,000円〜
Above & Beyond, Alan Walker, Alison Wonderland, Anoraak, Baggi, Camelphat, Chris Lake, Deadmau5, Dimitri Vegas & Like Mike, Diplo, Don Diablo, Fisher, Flosstradamus, Gryffin (DJ SET), Illenium, Jai Wolf, Kayzo, Loudpvck, Martin Garrix, Matt Medved, Nghtmre & Slander Present: Gud Vibrations, Party Favor, Paul Woolford, R3hab, Rezz, Salvatore Ganacci, Solardo, Steve Aoki, Tensnake, Vini Vici, W&W, Yousef and more
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Text by Hisashi Murakami