オーストラリア発のプロデューサーLuude(ルード)が、ダンスホール界のレジェンドSean Paul(ショーン・ポール)、そしてUKドラムンベースシーンの新鋭Brodie(ブローディー)とタッグを組み、新曲「Darlin’」をリリースした。
Luudeは、世界累計ストリーミング10億回超を誇るドラムンベースシーンの急先鋒。Men At Workの名曲を大胆に再構築した「Down Under」や、Mattafixとの「Big City Life」でUKチャートTop10入りを果たし、ジャンル横断的なアプローチでシーンを牽引してきた。
・Luude – Down Under (Feat. Colin Hay)
・Luude & Mattafix – Big City Life
そんなLuudeが今回迎えたのは、2000年代以降のダンスホールをグローバルスタンダードに押し上げたキーパーソン、Sean Paul。グラミー賞やMOBOアワードを複数受賞してきた彼にとっても、本作はキャリア初のドラムンベース参加という意味で大きなターニングポイントとなる。
・Sean Paulの大ヒット「Temperature」
さらにもう一人のキープレイヤーが、UKジャングル〜ドラムンベースの現場で急浮上中のMC、Brodie。SkepsisやHybrid Mindsとの共演で注目を集め、ストリートとレイヴを自在に行き来するスタイルで急速に支持を広げている。
・Skepsis & Brodie – Double Vision
そんな三者がタッグを組んだ新曲「Darlin’」は、ジャンルや世代の境界を軽々と飛び越え、ラガ×ドラムンベース×レイヴの衝突をフロア仕様に昇華した強烈な一曲。唸るようなローエンドに、疾走感あふれるブレイクビーツが絡み合い、Sean Paulの鋭いラガ・ボーカルが切り込む。そして、Brodieのレイヴコアなフックが楽曲全体を高揚感で包み込む。
Luudeは「信じられないことに、Sean Paulが“トラックを一緒に作ろう”ってヴォーカルを送ってきたんだ。彼がドラムンベースをやるのはこれが初めて。制作は本当にクレイジーだった」とコメント。
ジャンルの壁を打ち破る「Darlin’」は、Luudeの新章を告げるフロアアンセムであり、Sean Paulにとっては新たな挑戦の始まり。Brodieの飛躍とあわせて、今後の動向からも目が離せない。