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初心者必見!今さら聞けないEDMの代表的なジャンル8つ(前半)

ここ数年、日本でも大きなムーブメントとして席巻しているEDM(=エレクトロニック・ダンス・ミュージック)。言葉だけは聞いたことがある、何となく使っている人も多いのではないでしょうか? ここではその代表的なジャンルを、現役DJ兼ライターが解説。前半では「ビッグルーム」「バウンス」「グルーヴハウス」「フューチャーハウス」の4つをご紹介します!

まずEDMとは「Electronic Dance Music」(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の略で、元々は電子音、つまりエレクトリックなサウンドを使用したダンスミュージック全般を広く指す言葉でした。

それが2010年前後にデヴィッド・ゲッタなどに代表されるDJ/プロデューサーが、アメリカのヒップホップやR&Bのアーティスト達とのコラボレーションで次々とヒット曲を生み出し、ポップ・ミュージック層にまで聴かれるようになって、今の世界中を巻き込むブームへと繋がっていったのです。

BIG ROOM SOUND(ビッグルーム)

まず、一般的に「EDM」といえばこのサウンドを一番に連想する人が多いのではないでしょうか。主にBPM125〜130(Beats Per Minuteの略で1分間に鳴る拍ビートの数)の四つ打ちが基本で、クラブやフェスを大きく揺らしているサウンドです。

DAVID GUETTA(デヴィッド・ゲッタ)
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この人がいなければEDMムーブメントはまた違う形になっていたはずです。

ヒップホップやR&Bのアーティストとのコラボレーションで数々の大ヒットを生み出してきたフランス出身のDJ/プロデューサー。


NICKY ROMERO(ニッキー・ロメロ)
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オランダ出身のDJ/プロデューサーにして、“DJ MAG TOP 100 DJs”に2012年から毎年ランクインし続ける人気DJ。

アヴィーチーとの「I Could Be The One」など数々の大ヒット楽曲を生み出し、リアーナやブリトニー・スピアーズも手掛けています。


そして「ULTRA JAPAN 2015」での初来日やSEKAI NO OWARI「ドラゴンナイト」のプロデュースを手掛け、ここ日本でも熱い支持を集めています。


AFROJACK(アフロジャック)
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数々のEDMスターを輩出するオランダ出身のDJ/プロデューサー。


三代目J Soul Brothersとのコラボレーション等を通じてここ日本でも圧倒的な知名度を誇っています。


ZEDD(ゼッド)
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EDMの醍醐味のひとつでもある、美しいメロディとその高揚感を持ち味とし、名曲「Spectrum」や「Clarity」の生みの親。


近年ではアリアナ・グランデのプロデュース等も手掛けています。

BOUNCE (バウンス)

オーストラリアで生まれたストリートダンス「メルボルン・シャッフル」とEDMが融合した、攻撃的なシンセに陽気でノリやすい飛び跳ねたくなるサウンドが特徴のサブジャンル。

WILL SPARKS(ウィル・スパークス)
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オーストラリアのメルボルンを拠点に活動し、まさにBOUNCEを世界に広めた立役者の一人。

「Ah Yeah!」などのヒットで知られ、数々のビックフェスティバルに出演を果たしています。
https://www.youtube.com/watch?v=2T2IUkSC_1A

TJR(ティージェイアール)
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アメリカLAを拠点に数々のヒットを生み出し、ピットブルをフィーチャリングした「Don’t Stop the Party」が大ヒット! スクラッチを駆使したDJプレイも話題に。


VINAI(ヴィナイ)
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イタリア出身の兄弟ユニット。TJRとのコラボ曲「Bounce Generation」で一躍バウンスというジャンルの知名度を押し上げました。


リハブや今年DJmagランキングで1位に輝いたディミトリ・ベガス&ライク・マイクともコラボレーションしてヒット曲を連発しています。


R3HAB(リハブ)
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カルヴィン・ハリス、ナーヴォとの共作や、デヴィッド・ゲッタやリアーナなどヒット曲のEDMリミックスでも人気を集める、次世代のスターDJ/プロデューサー。

GROOVE HOUSE(グルーヴハウス)

EDMムーブメント以降に、よりグルーヴ感を重視したハウスやプログレッシブハウスからの影響が濃く反映された、近年注目を浴びているジャンル。

KRYDER(クライダー)
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英国マンチェスター出身、数々のオリジナルやリミックス作品で頭角を表し、トム・スターとの活躍、また自身のレーベル”Sosumi Records”を運営するなど幅広い形ででシーンに貢献を果たし、人気を集めています。


THIRD PARTY(サード・パーティー)
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英国エセックス出身で、スティーヴ・アンジェロ主催の”SIZE RECORDS”などからリリースし、プログレッシブハウスからの影響も強い壮大な世界観で人気を博している2人組ユニット。
https://www.youtube.com/watch?v=dr3OSDUPizI

FUTURE HOUSE(フューチャーハウス)

EDMブーム以降に、新世代のプロデューサー達がEDMの要素とハウスを融合させ生み出したジャンル。ベースラインが特徴的で、新しいサウンドとして注目されています。

OLIVER HELDENS(オリヴァー・ヘルデンス)
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若干20歳のオランダ出身のプロデューサーで、フューチャーハウスの象徴的アーティストの一人。

「Tomorrowland」や「EDC」「Electric Zoo」といった数々の人気EDMフェスに出演し、2015年のDJ MAG人気ランキングでは12位まで大きく飛躍、今年いよいよ「フジロック」での初来日が実現します。


DON DIABLO(ドン・ディアブロ)
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2015年のDJ MAG人気ランキングでもっとも勢いのあるランクアップを見せた、オランダ出身のDJ/プロデューサーで、オリヴァー・ヘルデンスと共にシーンの立役者として今年もっとも活躍した一人。


TCHAMI(チャミ)
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フランス出身のプロデューサーで「フューチャーハウス」という言葉は、彼が名付け親と言われています。

ディプロのレーベルからもリリースし、DJスネークの楽曲制作にも参加し、彼のヒット曲「Lean on」や「Tun Up For What」のクレジットにも名を連ねている実力派プロデューサー。

以上、EDMの代表的なサブジャンル前半の4つ「ビッグルーム」「バウンス」「グルーヴハウス」「フューチャーハウス」は、いかがだったでしょうか?

EDMは日々進化しながら常に新しいサウンドが生まれています。ハウス・ミュージックのようなもの、ヒップホップのエッセンスを加えたものなど、実にバリエーション豊かです。

だからこそ、これだけ多くのアーティストとファンが世界中にいるのでしょうね!


続く、後半では「トロピカルハウス」「ドラムンベース」「トラップ&ダブステップ」「トワーク」をご紹介します。お楽しみに!

Text by TJO (Takeru John Otoguro)